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生成AIの進化で、プログラミングスクールを取り巻く環境はこの1〜2年で大きく変わりました。大手スクールの募集停止や運営会社の交代が続き、多くのスクールが「AIを使った開発」を教える方向へかじを切っています。
この記事では、エンジニアで現役プログラミングスクール講師の僕が、AIがプログラミングスクールに与えている影響と、これからのスクールの選び方、AIを使った開発を学べるスクールを紹介します。
- AIでプログラミングスクールに何が起きているのか
- AI時代でもプログラミングを学ぶ意味はあるのか
- これからのスクール選びで見るべきポイント
- AIを使った開発を学べるプログラミングスクール

AIでプログラミングスクールに何が起きているのか
大手スクールの募集停止・運営交代が相次いだ
2026年に入って、業界を代表するスクールに大きな動きがありました。
- TechAcademy(テックアカデミー):公式サイトで新規の申し込みを停止(再開時期は未定)
- DMM WEBCAMP:2026年2月に株式会社SHIFTへ事業が引き継がれ、「SHIFT TERAS CAMPUS」に。3月にはAIを学ぶ新サービス「テラキャンAI」を開始
メディアでは、TechAcademyの募集停止を「AI時代に、コードの書き方を教えるだけの従来型スクールが行き詰まりつつある象徴」と見る論調もありました。一方で、スクールそのものが不要になるのではなく、役割が変わっていくという見方が中心です。
DMM WEBCAMPがSHIFT TERAS CAMPUSになった経緯は、以下の記事でくわしくまとめています。
【2026年最新】DMM WEBCAMPは「SHIFT TERAS CAMPUS」に!何が変わった?コース・料金・補助金を現役講師が解説
開発の現場では「AIがコードを書く」が当たり前になりつつある
調査会社IDC Japanが2026年5月に発表した調査では、ソフトウェア開発でAIが主体となってコードを生成している企業は11.4%でした。これが3年後には35.1%と、約3倍に広がる見通しです。
実際に、Claude CodeやGitHub Copilotのような「AIと一緒にコードを書くツール」は、多くの開発現場で使われるようになりました。エンジニアの仕事は、コードを1行ずつ書くことから、AIに指示を出し、出てきたコードを確かめて組み立てることへ広がっています。
未経験からのエンジニア転職は「二極化」
AIの影響で、海外では若手・未経験向けの求人が減ったという報告が出ています。一方で、技術職全体の雇用はこれからも増えるという予測もあり、調査によって見方が分かれているのが実情です。
現場で採用に関わる立場から見ると、「コードが少し書けるだけ」の未経験者は、以前より厳しくなっています。逆に、AIを使いこなして早く形にできる人や、設計やレビューまで考えられる人は、未経験からでも評価されやすくなっています。

それでもプログラミングを学ぶ意味はある(現役講師の考え)
「AIが書いてくれるなら、学ばなくていいのでは?」と思うかもしれません。でも、僕はむしろ基礎の大切さは上がったと考えています。理由は3つです。
- AIのコードが正しいかを見抜く力が必要:AIはもっともらしい間違いや、セキュリティ上危ないコードを出すことがあります。読んで判断できないと、そのまま本番に出してしまいます
- 何を作るかを決めるのは人間:要件を整理し、画面やデータの設計を考え、AIに正しく指示を出す力は、プログラミングの理解があってこそ身につきます
- トラブルのときに頼れるのは自分の理解:エラーの原因をAIに聞いても、解決しないことは珍しくありません。仕組みを知っている人ほど、AIを上手に使いこなせます
つまり、これから学ぶべきなのは「AIなしで全部書ける力」ではなく、「AIを相棒にして、正しく速く開発できる力」です。
これからのスクール選びは「AIを使った開発」を学べるかがポイント
AI時代にスクールを選ぶなら、次の4つをチェックしましょう。
| チェックポイント | 確認すること |
|---|---|
| ①AIツールを実際に使うか | Claude CodeやGitHub Copilotなどを、カリキュラムの中で実際に使って開発するか |
| ②設計やレビューまで学べるか | コードを書くだけでなく、要件定義・設計・AIが書いたコードの確認まで扱うか |
| ③すぐに質問できる環境があるか | メンターやAI講師に、つまずいたときにすぐ相談できるか |
| ④給付金・補助金を使えるか | 教育訓練給付金や補助金の対象なら、受講料の負担を大きく減らせる |
給付金を使うと、対象のコースなら受講料の最大80%が戻ってきます。条件や申請の流れは、以下の記事を参考にしてください。
AIを使った開発を学べるプログラミングスクール4選
ここからは、2026年10月時点でAIを活用した開発を学べることが公式サイトで確認できたスクールを紹介します。料金や内容は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトと無料相談で確認してください。
SHIFT TERAS CAMPUS(テラキャン)
| AIを学べるサービス | テラキャンAI「AI技術者コース」(AI駆動開発やAIを使った品質保証の基礎) |
| テラキャンAIの受講料 | 55,000円(税込)・最長6ヶ月・e-learning+キャリアコーチング |
| エンジニア転職コース | 短期集中・就業両立・専門技術の3コース。専属メンターと24時間使えるAI質問アプリ。補助金の対象 |
| 運営 | 株式会社SHIFT(旧DMM WEBCAMP) |
ソフトウェアの品質保証を本業とするSHIFTが運営するスクールです。手頃な料金でAI開発の基礎を学べる「テラキャンAI」と、未経験からエンジニア転職を目指すコースの両方があります。
RUNTEQ(ランテック)
| AIを学べるコース | Python×AIコース(470,000円〜・税込) |
| Web開発スタンダードコース | 577,000円〜(税込)。専門実践教育訓練給付金の対象で、最大まで受けると115,400円〜 |
| AIのサポート | 24時間いつでも質問できるAI講師 |
| 期間 | 5〜9ヶ月(学習時間 約1,000時間) |
Webエンジニアへの転職に強い、実践型のスクールです。PythonとAIを学ぶコースがあるほか、どのコースでも24時間使えるAI講師に質問できます。Python×AIコースは給付金の対象外なので、給付金を使いたい人はWeb開発スタンダードコースを選びましょう。
Winスクール(Python Winner)
| AIを学べるコース | オンライン講座「Python Winner」のAI・機械学習マスター、データ分析マスターなど |
| 給付金 | AI・機械学習マスターとデータ分析マスターは専門実践教育訓練給付金(最大80%)の対象。最大まで受けると73,920円〜 |
| 受講形式 | オンラインのマンツーマンレッスン(Winスクールは全国の教室でも受講可) |
| 返金保証 | 8日間全額返金保証(Python Winner) |
個人レッスン形式で、PythonによるAI・機械学習やデータ分析を学べます。給付金を使えば負担を大きく減らせるので、AIの仕組みからしっかり学びたい人に向いています。
プリママテリア(Prima Materia)
| AIの学び方 | GitHub CopilotやClaude Codeを使いながら、AIと協働して開発するスタイル |
| 受講料 | 月額9,900円(税込)。初月は日割り |
| 無料体験 | 2週間(クレジットカード登録不要・自動課金なし) |
| 学べる内容 | Python・TypeScript・React/Next.js・AWS・Claude Codeなど、エンジニア向け17講座 |
| サポート | メンターへの質問・相談、Discordコミュニティ、ポートフォリオ作成支援 |
「AI時代は書けるより読める」を掲げる、AIプログラミングに特化したオンラインスクールです。月額9,900円と始めやすく、2週間の無料体験もあるので、まずはAIを使った開発を試してみたい人に向いています。
まとめ:AI時代は「AIを相棒にできる人」を目指そう
- 2026年は、大手スクールの募集停止や運営交代が続き、スクールは「AIを使った開発」を教える方向へ変わっている
- 開発の現場では、AIがコードを書く割合がこれから大きく増える見通し
- それでも、AIのコードを見抜く力や設計する力のために、プログラミングの基礎はむしろ大切になった
- スクールは「AIツールを実際に使うか」「設計やレビューまで学べるか」「給付金を使えるか」で選ぶ

AIに限らず、目的別にスクールを比較したい人は、ランキング記事も参考にしてください。